時間が十分あるこの時期、じっくり読書に取り組んでみましょう。
日本児童図書出版協会が運営。児童書の検索、新刊案内、児童書出版社のリンク集など。
絵本・児童書についての情報が豊富です。通販も利用できます。
ちくまプリマー新書(筑摩書房)
「中学生からの大学講義」、「続・中学生からの大学講義」シリーズのほか知的刺激を与えてくれる本がたくさんあります。
岩波ジュニア新書(岩波書店)
『詩のこころを読む』(茨木のり子)、『<銀の匙>の国語授業』(橋本武)、『砂糖の世界史』(川北稔)などがロングセラーになっています。『知の古典は誘惑する』(小島毅)、『読みたい心に火をつけろ!』(木下通子)、『研究するって面白い!』(伊藤由佳里)など学び心が湧いてくる本も。
『算法少女』 遠藤寛子 筑摩書房:ちくま学芸文庫
和算が得意な少女を主人公にした歴史物語です。学ぶことの価値、学問の意義を考えさせてくれます。
『センス・オブ・ワンダー』 レイチェル・カーソン
人間の探究心の出発点が美しく描かれています。
『わすれられないおくりもの』 スーザン・バーレイ 小川仁央訳 評論社
生きることの意味を深く考えさせてくれる名作絵本だと思います。
感染症の流行が問題となっている今、科学者などの伝記を読むこともおすすめします。科学者たちがどのような姿勢、考え方で課題と取り組んだのかを読み取りましょう。特に医学、生物学関係の研究者について調べるのはいいと思います。微生物の自然発生説を実験によって否定したルイ・パスツール(1822~1895)、感染症と病原細菌との関係を解明したロベルト・コッホ(1843~1910)、ワクチンによる天然痘予防方法(種痘)を開発したエドワード・ジェンナー(1749~1823)、種痘の普及に尽力してコレラ対策でも活躍した緒方洪庵(1810~1863)、破傷風の血清療法を考案した北里柴三郎(1853~1931)など。
また、看護や病院のあり方を大きく改革したフローレンス・ナイチンゲール(1820~1910)の伝記もおすすめです。
図書館とはどのような施設なのか、図書館で使われる用語、調べものの方法などをわかりやすく解説しています。
子ども向けの本の紹介(「よんでみる?」)や子ども向けウェブサイトのリンク集などもあります。
自学自習のため、参考書・問題集を活用しましょう。最近の学習参考書は解説や図解がくふうされていて、わかりやすくなっています。
学習支援サイト(学研、KADOKAWA、桐原書店、数研出版、日本漢字能力検定協会が提供)のリンク集、学習参考書出版社のリンク集があります。
『勉強脳のつくり方』 池谷裕二 日本図書センター
小学生でも読める本です。
『勉強法が変わる本』 市川伸一 岩波書店:岩波ジュニア新書
『あなたの勉強法はどこがいけないのか?』 西林克彦 筑摩書房:ちくまプリマー新書
上記の2冊は認知心理学の知見にもとづいて解説しています。高校初級レベル。
『中学の勉強のトリセツ』 梁川由香、しましま 学研プラス
『高校の勉強のトリセツ』 船登惟希、山下佳祐、伊藤ささみ 学研プラス
子ども向けの新聞が発行されています。ニュースの解説や勉強に役立つコンテンツなどを提供しています。図や写真もうまく使われていて読みやすいです。休校中のこの時期、ウェブサイトでは紙面の一部や自習用の教材が公開されています。
家事の能力は今後の長い人生で確実に役に立ちます。家事から学べることは多いです。
『楽しくお手伝い』 松本麻希 旺文社
家事の基本を漫画でわかりやすく説明しています。
『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』 松本忠男 扶桑社
掃除も科学的な根拠を理解することが必要です。
台所には自然科学を学ぶ材料がたくさんあります。例えば次のようなことを調べてみると面白いでしょう。
高校レベルの物理や化学の知識が必要なものもあります。
冷蔵庫が空気を冷やす仕組み。
電子レンジやIH調理器が物を加熱する仕組み。
魔法瓶が液体を保温する仕組み。
石けんや洗剤が汚れを落とす仕組み。
「焦げ付かないフライパン」のフッ素樹脂加工とは。
「だし」の旨味(うまみ)成分は何か。
玉ねぎを切ると目が痛くなるわけ。
普通の白米と無洗米との違い。
硬いお米が炊くとやわらかくなるわけ。
食塩や砂糖は水に溶けるが、片栗粉は水に溶けないわけ。
野菜や果物の適切な保存方法。
無料で視聴できる学習コンテンツが用意されています。
例えば「基礎英語0」(小学生高学年向け)のラジオ放送を過去にさかのぼって聴くことができます。
「考えるカラス~科学の考え方~」という番組はなかなかおもしろいです。
「おうちで天文学」という子ども向けコンテンツが公開されています。
「太陽系の天体の大きさと宇宙の広さ」、「中学校発 宇宙の旅」、「天文学者の仕事・いろいろな光で見る宇宙」、「天の川銀河紀行」など天文学の話題を動画でわかりやすく説明しています。
すばる望遠鏡、アルマ望遠鏡の観測活動や研究者たちの仕事を紹介するコンテンツもあります。
科学についての本を紹介するプロジェクトです。理化学研究所と編集工学研究所によって企画されました。
子ども向けの科学書のブックリスト(科学道100冊ジュニア)もあります。「不思議がいっぱい」、「とことん集める」、「世界のヒミツ」、「ふみだせ冒険」、「まほうの発明」、「ひろがる未来」の6つのテーマで100冊の本を紹介しています。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の子ども向けコンテンツです。宇宙に関する動画、宇宙飛行士からのメッセージ、機関誌JAXA's80号(Web版)、プログラミング教材など。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した写真(IMAGES)や動画(VIDEOS)を見ることができます。天体の美しさは、ある意味で芸術的です。
学習に役立つ動画などのコンテンツが豊富です。英語の勉強にもなります。
「テーマ別傑作コレクション」で作品の画像を鑑賞できます。「モナ・リザ」などの有名な美術品を細部まで鑑賞できるコンテンツ(「ルーペで見る作品」)もあります。
「あやとり」は世界各地で、かなり昔から行われていたようです。
国際あやとり協会のウェブサイトで、あやとりについてのさまざまな情報が得られます。
日本折紙協会のウェブサイトで折り紙の基本や折り紙イベントの情報が得られます。
小学校高学年・中学生向けの講座もあります。
基礎英語0 小学校高学年向け、Eテレ・ラジオ第2
基礎英語1 中学1年レベル、ラジオ第2
基礎英語2 中学2年レベル、ラジオ第2
基礎英語3 中学3年レベル、ラジオ第2
知りたガールと学ボーイ 中学レベルでできる英会話、Eテレ
基礎英語1・2・3にはCD付きテキストもあります。
「らじる★らじる」のホームページでスマホやパソコンでラジオ放送を聴くことができます。
この機会にじっくりと進路や職業について考えたり調べるのはいいことだと思います。
下記のウェブサイトが参考になります。
未来の仕事を探せ!(学研キッズネット)
高校生のための進学ガイド(マイナビ進学)
ぺりかん社から刊行されている「なるにはBOOKS」シリーズもおすすめです。職種ごとに詳しく仕事内容や就労、独立への道筋を紹介しています。漁師、動物看護師、自然保護レンジャー、社会起業家、絵本作家など多彩な職種がテーマになっています。
なるにはBOOKS(ぺりかん社)
小中学生でも受検できる検定試験がいろいろとあります。
検定試験を目標にすると学習意欲も高まり、合格すれば自信につながります。
算数検定・数学検定
英検Jr.・英検
漢検
P検(ICTプロフィシエンシー検定)
Pプラス
ジュニア・プログラミング検定